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【やる気のある人ほど注意】若手社員の陥る罠

1. 若手社員が陥りやすい「やる気の空回り」とは?

若手社員にとって、職場で成果を出したいという強い思いは自然なことです。特に昨今の仕事はスピード感が求められ、自分の存在感をアピールする機会も多いでしょう。

しかし、熱意が先走り、やる気が「空回り」してしまうことがあります。

この「空回り」は、意欲と努力が報われない結果に終わり、無駄な時間や労力を費やすことにつながる罠です。

 

2. 「自分でやろうとする」罠とその悪循環

やる気に満ちた若手社員は、次のような考え方に陥りがちです。

「これくらいなら自分でもできそう」という誤った自信

自信があることは素晴らしいですが、過信は禁物です。若手社員は「これくらいなら自分でやれる」という思いから、仕事を自分で抱え込む傾向があります。たとえば、以下のような場面で空回りが生じます。

•企画書やプレゼン資料を一から作成しようとする

•既存の業務プロセスを自分で改善しようとする

•突然のタスクに対応しようとして即興で取り組む

このような場面では、スピード感を持って進めることは重要ですが、経験や知識が不十分なままでは、結果的にクオリティが不足し、相手の期待に応えられません。

その結果、何度も修正を重ねることになり、時間だけが無駄に過ぎてしまうことがあります。

手戻りによる無駄な時間の浪費

若手社員が自分一人で物事を進めようとすると、最終的に上司や先輩に確認を求めることが必要になります。このとき、「最初から相談しておけばよかった」という後悔が生まれます。

さらに、作業のやり直しや追加の修正が必要になり、無駄な時間の浪費となってしまいます。こうした「手戻り」はモチベーションの低下を招き、成長意欲を削ぐ原因にもなりかねません。

 

3. やる気の空回りを防ぐ3つの対処法

では、やる気が空回りしないためにはどうすればいいのでしょうか?次の3つの対処法を心がけましょう。

本当にやるべきことなのか考える

最初に、「本当に今、自分がやるべきことなのか」を見極めることが大切です。タスクを引き受ける前に、それが自分の役割や目標に直結するのかを判断し、優先順位をつけましょう。優先順位が明確になると、無駄な労力を避けることができます。

一から作ろうとせず、ひな形や参考資料を活用する

ゼロから何かを作り上げるのは素晴らしいことですが、時間と労力がかかります。資料作成やプロジェクトの計画では、ひな形や既存の参考資料を積極的に活用しましょう。効率的な作業が可能になり、クオリティの担保にもつながります。

自分で判断できないことを勝手に進めない

若手社員にとって「相談すること」は成長の一部です。自分の判断で進めるべきかどうか悩んだときは、上司や先輩に相談することで、不要な手戻りを防ぎ、適切な方向に進むことができます。相談することは恥ずかしいことではなく、むしろプロフェッショナルとしての成長を示す行動です。

 

4. まとめ:効率的な成長を目指すために

やる気の空回りは、若手社員にとって避けがたい経験かもしれません。しかし、適切な対処法を知ることで、無駄な手戻りを減らし、成長への近道を見つけることができます。忙しい仕事に追われながらも、自分の力を無駄なく発揮し、別の新しい選択肢に目を向けることもできるでしょう。

やる気を持ちながらも、賢く効率的に成長する若手社員としての一歩を踏み出してみてください。

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