路線バスでローカル気分を味わう
カンボジアでの観光客の基本的な移動手段は、Grabによるトゥクトゥクやタクシーです。
Grabも十分に安いですが、地元民が利用する路線バスは一律約60円とさらに格安。
ローカルな雰囲気も味わえて面白そうなので、一度路線バスに挑戦してみることにしました。
乗り方が分からない
ネットで調べた情報によると、バス停は日本と同じく存在するはずでした。しかし、いざ探してみると全然見つかりません。
Googleマップでバス停マークのところに行ってもそれらしきものがないのです。
ひとつバス停らしき場所を見つけましたが、何も書かれておらず、何分待ってもバスが来る気配はなし。
仕方なく、一旦諦めてトゥクトゥクでイオンへ向かいました。
プノンペン最大のショッピングモール
このイオンはプノンペン最大のショッピングモールらしく、若者で賑わっていました。映画館に行くと、地元の学生と思われる若い子たちがたくさん。
円安の影響もあり、映画料金は日本とあまり変わりませんでした。
イオンの前でバスを拾う
イオンの駐車場の入り口にいた警備のお兄さんに「バス停はどこですか?」と翻訳アプリで尋ねると、「ここで待ってればいいよ」との返答。
どこにもバス停の表示がないため、本当に伝わっているのか不安に思いつつ待ちました。
10分ほど経つと、反対車線にバスが通りかかり、警備員さんが「向こうに行くよ」と合図。
しかし、目の前の通りは信号がなく、車が絶えず行き交っている。どうやって渡ればいいのか一瞬悩みましたが、なんと警備員さんがわざわざ車を止めてくれ(日本だと職権濫用になりそうですが笑)、向かいの通りまで連れて行ってくれました。
さらに、バスに手を挙げ止めてくれ、「さぁ乗って」と笑顔でジェスチャーをしてくれました。
彼の親切に感動しつつ、ついにカンボジアで初めて路線バスに乗ることができました!
ただ、最初に来たバスに適当に乗っただけなので、このバスがどこに向かうのか、このときの僕はまだ知りません。
バス停?そんなものなかった
どうもプノンペンでは、日本のタクシーのような感覚で自分で手を挙げるなどしてバスを停めないといけなかったようです。
もしかしたらちゃんとしたバス停もあるのかもしれませんが、基本的には街中どこでも手を挙げれば止まって乗せてくれるシステムでした。
一度やり方が分かると、路線バスの利用はとても楽しいものでした。
この経験を通じて、プノンペンの路線バス事情と地元の方の親切心を身をもって感じることができました。
コメント